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ブッシュのホワイトハウス(下)
ボブ・ウッドワード
日本経済新聞出版社 刊
発売日 2007-03-07



最も優れた情報機関は中国だそうです(p.63) 2007-03-17
 1)現在のイラクはクルド人、シーア派、スンニ派の三つの勢力によるゆるやかな連合国家がゆるやかにできつつあり、ブッシュ政権の統合された国家警察という考え方はうまくいっていない

 2)何万人ものイラク人たちは自分たちが属する宗派や民族の地域に移動しており、こうした足による投票(場所や組織を離れることで不満や反対を表わす行動)こそ重視されるべき

 3)ブッシュ大統領は敵方の死者数にこだわって発表しているが、ベトナム戦争の時、北ベトナムの戦死者は100万人にも達していた一方、米国側は5万8000人にとどまっていたにもかかわらず敗北したということを踏まえておらず、いたずらにイラク人の敵愾心をあおっている



 といったあたりがまとめでしょうか(p.358-)。ブッシュ大統領のとった増派策は初期ならうまくいったかもしれませんが、もう三つに分かれてしまった現在、スンニ派だけをつぶすようなことにならないか心配ですね。



 ラムズフェルド国防長官の更迭は、古くからいわれていますが、破壊者と建設者は違う、ということでしょうか。四軍が統合された小さいながらも機動的な軍事力によって、あっという間にイラクを席巻しましたが、小さな軍隊というコンセプトにこだわるあまり(永遠のライバルであったパウエル国務長官が統合参謀本部長だった時代には圧倒的な戦力を動員して湾岸戦争を戦ったのとは対照的)、戦後統治でも増員を行なわずに、その判断ミスが命取りになったわけです。
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