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去年の7月に「2100円で海外旅行へ行く方法」という有料の情報を買いました。
それから8ヶ月、ついに国内または韓国へ行くだけのマイルをゲットできました!
やったー!!
予定では1年くらいかかるはずでしたが、いろいろ工夫したので、予想以上に速いスピードでゲットできました^-^

…とはいえ、手放しで喜んではいられない。
わが家は3人家族。
後2人分貯めなくては。
しかも、マイルの場合、確か、子ども割引がないのよね。
このペースでいくと、あと1年半か
どこへいこうかな。

前は沖縄に行きたかったけど、さいきん旭山動物園が急上昇♪
もう少しがんばって、香港もいいね♪
香港は妹が何回か行っているのですが、すっごくいいよ、というので、ぜひ一度行ってみたいところ。
マイルも2万マイルあればいいので、結構手軽です。

でも私一人なら、ヨーロッパ行けるのになー。
がんばって貯めているの、私なのになー。
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ブッシュのホワイトハウス(下)
ボブ・ウッドワード
日本経済新聞出版社 刊
発売日 2007-03-07



最も優れた情報機関は中国だそうです(p.63) 2007-03-17
 1)現在のイラクはクルド人、シーア派、スンニ派の三つの勢力によるゆるやかな連合国家がゆるやかにできつつあり、ブッシュ政権の統合された国家警察という考え方はうまくいっていない

 2)何万人ものイラク人たちは自分たちが属する宗派や民族の地域に移動しており、こうした足による投票(場所や組織を離れることで不満や反対を表わす行動)こそ重視されるべき

 3)ブッシュ大統領は敵方の死者数にこだわって発表しているが、ベトナム戦争の時、北ベトナムの戦死者は100万人にも達していた一方、米国側は5万8000人にとどまっていたにもかかわらず敗北したということを踏まえておらず、いたずらにイラク人の敵愾心をあおっている



 といったあたりがまとめでしょうか(p.358-)。ブッシュ大統領のとった増派策は初期ならうまくいったかもしれませんが、もう三つに分かれてしまった現在、スンニ派だけをつぶすようなことにならないか心配ですね。



 ラムズフェルド国防長官の更迭は、古くからいわれていますが、破壊者と建設者は違う、ということでしょうか。四軍が統合された小さいながらも機動的な軍事力によって、あっという間にイラクを席巻しましたが、小さな軍隊というコンセプトにこだわるあまり(永遠のライバルであったパウエル国務長官が統合参謀本部長だった時代には圧倒的な戦力を動員して湾岸戦争を戦ったのとは対照的)、戦後統治でも増員を行なわずに、その判断ミスが命取りになったわけです。
マネジメント - 基本と原則 [エッセンシャル版]
P・F. ドラッカー
ダイヤモンド社 刊
発売日 2001-12-14


著者からのコメント
日本の読者へ
 私の大部の著作『マネジメント――課題・責任・実践』からもっとも重要な部分を抜粋した本書は、今日の日本にとって特に重要な意味を持つ。日本では企業も政府機関も、構造、機能、戦略に関して転換期にある。そのような転換期にあって重要なことは、変わらざるもの、すなわち基本と原則を確認することである。そして本書が論じているもの、主題としているもの、目的としているものが、それら変わらざるものである。
 事実、私のマネジメントについての集大成たる『マネジメント』は、一九五〇年代、六〇年代という前回の転換期における経験から生まれた。まさにその時期に、二〇世紀のアメリカ、ヨーロッパ、日本の経済、社会、企業、マネジメントが形成された。日本を戦後の廃墟から世界第二位の経済大国に仕上げたいわゆる日本型経営が形成されたのもこの時期だった。 
 私のマネジメントとの関わりは、第二次大戦中、当時の最大最強の自動車メーカーGMでの調査に始まり、アメリカの大手鉄道会社と病院チェーンへのコンサルティング、カナダの政府機関再編への協力、日本の政府機関、企業への助言と進んでいった。
 それらの経験が私に教えたものは、第一に、マネジメントには基本とすべきもの、原則とすべきものがあるということだった。
 第二に、しかし、それらの基本と原則は、それぞれの企業、政府機関、NPOのおかれた国、文化、状況に応じて適用していかなければならないということだった。英語文化と仏語文化の共存が大問題であるカナダの政府機関再編での経験は、日本の自治体の再編、国との関係の再構築についての助言という私の次の仕事には役に立たなかった。同じように、歴史のあるアメリカのグローバル企業の組織構造は、たとえ同じ産業にあっても、創業間もない日本のベンチャー企業の組織の参考にはならなかった。
 そして第三に、もう一つの、しかもきわめて重要な「しかし」があった。それは、いかに余儀なく見えようとも、またいかに風潮になっていようとも、基本と原則に反するものは、例外なく時を経ず破綻するという事実だった。基本と原則は、状況に応じて適用すべきものではあっても、断じて破棄してはならないものである。

 ところが私は、当時、経験豊かな成功している経営者さえ、それらの基本と原則を十分把握していないことに気がついた。そこで私は、数年をかけて、マネジメントの課題と責任と実践にかかわる基本と原則を総合的に明らかにすることにした。
 実はその二〇年前、すでに私は、企業や政府機関のコンサルタントとしての経験と、二つの大学で役員を務めた経験から、同じ問題意識のもとにこの問題に取り組んでいた。その成果が、三〇カ国語以上に翻訳されて世界中で読まれ、今日も読まれ続けている『現代の経営』だった。それは全書というよりも入門書だった。
 しかし『マネジメント』は、初めからマネジメントについての総合書としてまとめた。事実それは、マネジメントに関わりをもち、あるいはマネジメントに関心をもつあらゆる人たち、すなわち第一線の経営者から初心者に至るあらゆる人たちを対象にしていた。
 その前提とする考えは、マネジメントはいまや先進社会のすべて、すなわち組織社会となった先進社会のすべてにとって、欠くことのできない決定的機関になったというものである。さらには、あらゆる国において、社会と経済の健全さはマネジメントの健全さによって左右されるというものである。そもそも国として、発展途上国なる国は存在せず、存在するのはマネジメントが発展途上段階にある国だけであるということに私が気がついたのは、ずいぶん前のことだった。

 『マネジメント』が世に出た後も、無数の経営書が出た。勉強になる重要なものも少なくない。しかしそれらのうちもっともオリジナルなものでさえ、扱っているテーマはすでに『マネジメント』が明らかにしていたものである。事実、この三〇年に経済と企業が直面した課題と問題、発展させた政策と経営のほとんどは、『マネジメント』が最初に提起し論じていた。
 『マネジメント』は、世界で最初の、かつ今日に至るも唯一のマネジメントについての総合書である。しかも私が望んだように読まれている。第一線の経営者が問題に直面したときの参考書としてであり、第一線の専門家、科学者が組織とマネジメントを知る上での教科書としてであり、ばりばりのマネジャー、若手の社員、新入社員、学生の入門書としてである。うれしいことには、企業、組織、マネジメントに直接の関わりをもたない大勢の人たちが、今日の社会と経済を知るために『マネジメント』を読んでくれている。

 マネジメントの課題、責任、実践に関して本書に出てくる例示は、当然のことながら、本書初版刊行時のものである。しかし読者におかれては、気にする必要はまったくない。それらの実例は、基本と原則を示すためのものであり、すでに述べたように、それらのものは変わらざるもの、変わりえないものだからである。
 したがって読者におかれては、自らの国、経済、産業、事業が今直面する課題は何か、問題は何か、行うべき意志決定は何か、そしてそれらの課題、問題、意志決定に適用すべき基本と原則は何かを徹底して考えていっていただきたい。さらには、一人の読者、経営者、社員として、あるいは一人の知識労働者、専門家、新入社員、学生として、自らの前にある機会と挑戦は何か、自らの拠り所、指針とすべき基本と原則は何かを考えていただきたい。

 世界中の先進社会が転換期にあるなかで、日本ほど大きな転換を迫られている国はない。日本が五〇年代、六〇年代に発展させたシステムは、他のいかなる国のものよりも大きな成果を上げた。そしてまさにそのゆえに、今日そのシステムが危機に瀕している。すでに周知のように、それらの多くは放棄して新たなものを採用しなければならない。あるいは徹底的な検討のもとに再設計しなければならない。今日の経済的、社会的な行き詰まりが要求しているものがこれである。
 二一世紀の日本が、私と本書に多くのものを教えてくれた四〇年前、五〇年前の、あの革新的で創造的な勇気あるリーダーたち、とくに経済のリーダーたちに匹敵する人たちを輩出することを祈ってやまない。そしてこの新たな旗手たちが、今日の日本が必要としているシステムと戦略と行動、すなわち、その構造と文化においてあくまでも日本のものであって、しかも新しい世界の現実、新しい働く人たち、新しい経済、新しい技術に相応しいシステムと戦略と行動を生み出し生かすうえで、本書がお役に立てることを望みたい。
本書がこの偉業に貢献できるならば、これに勝る喜びはない。それは私にとって、私自身と、体系としてのマネジメントそのものが、これまで日本と、日本の友人、日本のクライアントから与えられてきたものに対するささやかな返礼にすぎない。 
…… 

 二〇〇一年一一月
 カリフォルニア州クレアモントにて
                   ピーター・F・ドラッカー 


著者について
P.F.ドラッカー(Peter F. Drucker)

ビジネス界にもっとも影響力をもつ思想家として知られる。東西冷戦の終結、転換期の到来、社会の高齢化をいちはやく知らせるとともに、「分権化」「目標管理」「経営戦略」「民営化」「顧客第一」「情報化」「知識労働者」「ABC会計」「ベンチマーキング」「コアコンピタンス」など、おもなマネジメントの理念と手法を考案し、発展させてきた。

1909年、ウィーンに生まれる。フランクフルト大学卒。米国クレアモント大学院大学教授。
主な著書に、『現代の経営』『経営者の条件』『断絶の時代』『マネジメント』『イノベーションと起業家精神』『新しい現実』『ポスト資本主義社会』『明日を支配するもの』など多数ある。2000年刊行の「はじめて読むドラッカー」三部作、『プロフェッショナルの条件』『チェンジ・リーダーの条件』『イノベーターの条件』が世界中で大反響を呼ぶ。

上田惇生(うえだ・あつお)

1961年サウスジョージア大学経営学科、64年慶応義塾大学経済学部卒業後、経団連事務局入局。同国際経済部次長、広報部長、(財)経済広報センター常務理事を経て、現在、ものつくり大学技能工芸学部教授、学校法人国際技能工芸機構評議員。「はじめて読むドラッカー」三部作の編集・翻訳ほかドラッカー著作のほとんどを翻訳。ドラッカー自身から最も親しい友人、日本での分身と言われる。



『マネジメント』より、ハンディな本書で十分です 2006-09-05
『マネジメント』上・下巻を持ち歩くのは大変です。それにあの分厚い内容をうまく纏めてくれているのが「本書」です。本書だけ読んでも十分にドラッカーの言いたいことは理解できるように編集されています。研究者以外の方ならハンディな本書で十分です。それに何回もドラッカーの言葉を読むことにこそ意義があるので、その意味でも安価な本書をお薦めします。



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