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フラット化する世界(上)
トーマス・フリードマン
日本経済新聞社 刊
発売日 2006-05-25



世界で今何が起こっているのか 2007-03-12
グローバル化の進展およびwebの進化によって、現在のビジネスに何が起こっているか?

上巻では、アジア、特にインドを例に、いくつもの例を挙げてとても詳細に述べられている。

近年、投資の世界で最も注目を集る成長著しいBRICsであるが、本書ではその成長の本質が明らかにされている。

「日本ヤバいんじゃない??」というのが本書を読んだ正直な感想である。



すでに中国に加えインドも大国になりつつある。

今後、日本社会が本格的にグローバル化を目指すのであれば必読の書になるであろう。

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どくとるマンボウ回想記
北 杜夫
日本経済新聞出版社 刊
発売日 2007-01



ただの「マンボウ」ではなく「どくとるマンボウ」という題名で出版されたということは…。 2007-02-09
50枚ほどの思い出の写真とともに綴られる、どくとるマンボウ北杜夫の回想記。たしかに、他のエッセイで読んだエピソードも多いのだが、作家生活ばかりか人生の最終コーナーを廻った著者がその一生(まだ生きているけど)をエッセイとして一つの作品にした、ということが嬉しい。しかも、「どくとるマンボウ」だ。



著者にとって、「どくとるマンボウ」シリーズと、ただの「マンボウ」シリーズとは、その力の入れ具合によって区別があるのだと「どくとるマンボウ医局記」に書いてあった(他でも書いているかもしれないが)ことを考えると、純文学作家の著者が世に出るきっかけとなった「どくとるマンボウ航海記」からぐるっと一巡、作家生活を締めくくる作品がこの回想記なのかとも思いながら読み進めてしまった。



そして、最後に掲載されている著者の年老いた姿を見ると寂しさが溢れてきた。



どうも、自分自身の思い出みたいなものばかりを書いてレビューの体をなしていないが、この作品は、北杜夫作品の読者であり続けた私にとって、読むことができたというだけで★5つだ。そうでない人にとっては意味のない作品かもしれないが、ファンにとっては読まなければ後悔することになる作品だと思う。



「白きたおやかな峰」に登場したコックのメルバーンの写真もみることができたし、もう思い残すことはない…ということは決してなく、今度は老体にむち打って文学作品も書いて欲しいと思うのがファンの心理である。



はじめての経済学〈上〉
伊藤 元重
日本経済新聞社 刊
発売日 2004-04



出版社/著者からの内容紹介
経済学が難しいと思っている人が多いとしたら、それは出合いが不幸だったせいではないだろうか? 本書は、数式は一切使わず、縦書きで、これだけは知ってもらいたい経済学のエッセンスを厳選し、やさしく解説する。

内容(「BOOK」データベースより)
本書は、経済学のこれだけは知っておきたいエッセンスを、雇用、地球環境問題、出店戦略などの事例を交えてやさしく記述。上巻では、ミクロ経済学、マクロ経済学、ゲーム理論など経済学の基本を解説する。経済学の考え方を現実に即して学ぶために、石油ショック、円高など現在の日本経済を方向付けた事件についても解説した。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
伊藤 元重
東京大学大学院経済学研究科教授。1951年生まれ。東京大学経済学部卒業。ロチェスター大学Ph.D.。専門は国際経済学。ビジネスの現場を取材し、生きた経済を理論的な観点を踏まえて、鋭く解き明かすことで定評がある。テレビ東京「ワールド・ビジネスサテライト」のコメンテーターとしても活躍


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