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戦略的思考の技術―ゲーム理論を実践する戦略的思考の技術―ゲーム理論を実践する
梶井 厚志
中央公論新社 刊
発売日 2002-09


内容(「BOOK」データベースより)
自分の利害が、自分の行動だけでなく、他人の行動によってどう左右されるか、という状態が戦略的環境であり、その分析ツールがゲーム理論である。ビジネス交渉はもちろん、バーゲンでの買い物や合コンの席順といったことまで私たちは他人の行動を織りこみつつ戦略を立て実行しているのだ。本書は身近な話題をふんだんに使い、コミットメント、シグナリングなどゲーム理論のキーワードを解説しながら読者の戦略的思考を磨く。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
梶井 厚志
1963年、広島県呉市生まれ。1986年、一橋大学経済学部卒業。1991年ハーバード大学大学院卒業。Ph.D.in Economics。ペンシルバニア大学助教授、筑波大学社会工学系助教授を経て、現在、大阪大学教授社会経済研究所。専攻、理論経済学、情報の経済学、一般均衡論、金融市場理論、ゲーム理論


ゲーム理論が判りやすく説明されている良書 2007-02-05
 戦略的思考とは、

 自分と相手の戦略を組み合わせて評価する

 相手の行動の予想よりすぐれた自分の戦略

 相手の利益を相手の立場で評価

 相手の最善策と自分の最善策(戦略の均衡)

 相手の利害の先読み

 行動を相手にコミット(確約)する

 などなど、著者は、ゲーム理論が経済戦略として有効であり、

いかに理屈をつけて行動を判断するかを判りやすく説明してく

れる。あとがきの著者の機内での愛読書のことはよく分かる。

 誰しも「あとづけ」の言い訳より、納得した行動をしたいか

らである。

 しかし、多少説明がくどいところがある。

もっと端的に説明した方が切れ味がいい本になる。

 続編に期待を込めて星一つマイナスにした。




さらに詳しい情報はコチラ≫


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入門経済思想史 世俗の思想家たち入門経済思想史 世俗の思想家たち
ロバート・L. ハイルブローナー
筑摩書房 刊
発売日 2001-12


内容(「BOOK」データベースより)
スミスにはじまりマルクス、ケインズ、シュンペーターと続く経済学の巨人たち。彼らが遺した経済思想とは、どんなものだったのだろうか。彼らはみな、経済的な分析技術の発明者というよりは、自分を取り巻く現実の経済社会と切り結び、人間の営みの本質を「ヴィジョン」として描こうとした「世俗の思想家」であった。―1953年の初版以来たびたび版を重ね、二十数カ国語に翻訳されて多くの学生を経済学へと誘ってきた名著の、最新第7版の翻訳。現実の経済の行方が不透明な今日、将来を見通すための最良の指針。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ハイルブローナー,R.L
1919年生まれ。ハーバード大学卒業。New School for Social Researchの大学院在学中に出版した『入門経済思想史』が大きな成功を収める。現在、同校教授


入門するひとにも、入門させるひとにも。 2007-02-09
もし読者が経済学のまったくの初心者であれば、

新聞の情報と教科書の知識の間をうめるのに適している。

学ぶべき必須の経済学者たちを列伝形式で述べている。



しかしこれが本当に役立てるべきひとはこれをアンチョコに

授業をもりあげるであろう大学、高校または塾の先生だ。

間違いない。


さらに詳しい情報はコチラ≫


転ばぬ先の経済学転ばぬ先の経済学
デイヴィッド・R. ヘンダーソン /チャールズ・L. フーパー
オープンナレッジ 刊
発売日 2006-11


出版社/著者からの内容紹介
フロリダのオレンジがニューヨークのオレンジより質が落ちるの
はなぜか?17歳の少年が思いついた鉛を金に変える方法とは?日常でも仕事で
も、要領よくちょっと得する方法。日常的で滑稽な失敗談や目から鱗の儲け話が
経済学の本質をわかりやすく楽しく教えます。自分の目的と手段、リスクやコス
トを踏まえた上で最適な決断を速やかに下す、"決断力"を養いましょう!


古典の味わいと現代の分かりやすさ 2007-03-03
 タイトルに「経済学」とつくが、それは一部にすぎず、意思決定の手法と常識を交えて様々な事例を検討する。



 日常からビジネスの現場、著者の知人から有名人の発言まで多数の事例を取り上げ、整理し、教訓を引き出す。頭のいい人でさえ陥りがちな失敗や、ちょっと考えることで成功したケースなど、著者の経験も交えて論じていく。得意先の社員を引き抜いて社長を激怒させてしまう話は、馬鹿な失敗に見えて、似たようなことは結構ありそうに思える。



 つまらない話もあるが、出来の良い話は古典のような味わいと説得力がある。なおかつ現代の話がほとんどなので、より分かりやすい。


さらに詳しい情報はコチラ≫




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