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図解雑学 ゲーム理論図解雑学 ゲーム理論
渡辺 隆裕
ナツメ社 刊
発売日 2004-08


出版社 / 著者からの内容紹介
ライバル会社や、対戦相手の行動を予測推理し、理想的な戦術や戦略を導き出す理論のことです。
この本では戦略的思考の理論を見開き毎にわかりやすく図解しました。
また、ところどころに問題も挿入しトレーニング的な要素も入れ理解度を確かめる工夫も盛り込みました。

内容(「BOOK」データベースより)
軍縮や環境問題といった世界規模の大問題からビジネスでの意思決定、町内会の小さないざこざまで、頭を悩ます難問に解決の糸口を与えてくれる強力なツールがある。それが「ゲーム理論」である。本書では、初めて理論に触れる方でも解けるやさしいゲームをたくさん用意した。

内容(「MARC」データベースより)
軍縮や環境問題といった世界規模の大問題からビジネスでの意思決定、町内会の小さないざこざまで、頭を悩ます難問に解決の糸口を与えてくれる強力なツール「ゲーム理論」を徹底解説。「勝つ」ための戦略的思考が身につく!

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
渡辺 隆裕
1964年生まれ。北海道出身。東京工業大学理工学研究科経営工学専攻修士課程修了、東京工業大学社会工学科、岩手県立大学総合政策学部を経て、現在、東京都立大学経済学部助教授。研究テーマはゲーム理論。特にオークション、リアルオプションとゲーム理論など、ゲーム理論の工学的応用などを中心としている


少し物足りなかった 2006-12-28
たしかに理解はできたが、理論を説明する事例の内容がうまく噛み合っていない

と思った。

本当に初心の初心者用の本として読むのであれば、5つ★。だが、もう少し理論的に

ビジネスとして利用したいのであれば、少し物足りなので、この書籍を読んで、

さらに別の書籍でステップアップするか、この書籍を読まず、いきなり違う書籍

を購入したほうが良いでしょう。




さらに詳しい情報はコチラ≫


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成長信仰の桎梏 消費重視のマクロ経済学成長信仰の桎梏 消費重視のマクロ経済学
斎藤 誠
勁草書房 刊
発売日 2006-12-08


内容(「MARC」データベースより)
いったい、いつまでGDP成長を追い求めるのだろうか! 「高水準で安定した消費を享受できる」ためのマクロ経済環境を築いていくために必要となる経済システムについて考察する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
齊藤 誠
1960年名古屋市生まれ。京都大学経済学部卒業。マサチューセッツ工科大学大学院経済学部博士課程修了(Ph.D.)。住友信託銀行、ブリティシュ・コロンビア大学経済学部助教授などを経て、一橋大学大学院経済学研究科教授。専攻:マクロ経済学、ファイナンス理論。著書に、『金融技術の考え方・使い方:リスクと流動性の経済学』(有斐閣、2000年、第44回日経・経済図書文化賞受賞)など。2007年度日本経済学会・石川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



動学の発想が分かる好著 2007-02-16
著者は動学マクロの専門家です。



動学とは、一時点ではなく異時点間の資源配分の効率性を分析する、という意味です。富を今期消費するのか、それとも来期以降の消費のために投資するのか、その判断を誤ると、動学的には非効率となります。著者の見解は、日本は過剰資本蓄積を行ってきた結果資本の生産性が減退し、結果トータルでは消費者の効用を損なっているというものです。副題の「消費重視のマクロ経済学」には、一時点の活動状況でしかないGDPではなく時系列で見たトータルの消費者余剰を高めよ、というメッセージが込められています。



本書を読むにはマクロ経済の基礎知識で十分です。

経済に興味のある方全員に勧めたい好著です。


さらに詳しい情報はコチラ≫


資本論〈第1巻(上)〉資本論〈第1巻(上)〉
カール マルクス
筑摩書房 刊
発売日 2005-01


 ずっと昔から気になっていながら、怖くて読めなかった本、それがこの「資本論」である。怖かった理由は想像がつこう。もちろん、真っ赤に染められてしまいそうで怖かったのである。また、経済学をある程度知らないと読めないのではないか、という別の恐怖もあった。前者については、幸いソ連崩壊、ベルリンの壁崩壊でその恐怖は薄らいだ。大昔ドイツ語を習ったことがある三島氏が訳者の一人であるこのシリーズの出版を機会に、意を決してこの恐ろしい書物に取り組んでみるつもりになった。
 まず、後者の恐怖についてはまったくの杞憂であることがわかった。マルクス自身、序文で、「労働者のために書いた。なるべく易しく書いたが、最初の労働価値説の部分だけは少々込み入っているけどごめんなさいね」と断っている。確かに、この部分を乗り切るとずっと楽に読めるし、この部分についても「センテンスは理解できても意味はさっぱりわからない」ラカンや「センテンスも理解不能、意味も理解不能」のデリダのような不当な難解さはまったくない。また、経済学の予備知識はほとんど不要である。あえて読むならばマルクス自身による「賃金・価格および利潤」に眼を通しておくと楽であろう。
 では前者についてはどうであろうか? この本には「万国の労働者団結せよ」とか「プロレタリアによる共産主義革命こそが救われる道だ」などのイデオロギー的要素はほとんど出てこない。多くは悲惨な十九世紀の工場労働者の実態に切々と触れられる文であり、マルクスが経済学の研究を通じてこれらの人々の救済を考えたという動機はよくわかる。彼は優れたヒューマニストだったのであろう。
 ひとつ注意しておきたいのは、この本の原題のことである。ドイツ語ではDas Kapital,英語ではCapitalであり、決してCapitalismではない。つまり、ここで彼が行っているのは資本主義システム全体の分析ではなく、資本が形成されてゆくプロセスに分析の焦点が当てられていることには留意しておいてよいだろう。
 訳は極めて読みやすい。また、文庫本でこの本を読むのは読みやすさの観点からも望ましくないだろう。他の方も書いておられるように、続刊の出版が切に望まれる。




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