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若者はなぜ「会社選び」に失敗するのか
渡邉 正裕
東洋経済新報社 刊
発売日 2007-02-23



出版社/著者からの内容紹介
「民間企業なんて、どこで働いても大差ないよ、問題は仕事
の内容だ」
と思っている方が多いのではないでしょうか? でも実際は、各企業ごとにカル
チャー・社員の人柄・報酬などは驚くほどに違います。たとえば、取材中に飛び
出した、次の2人のセリフ。

「大学時代の友人と話すと、みんな会社が楽しいといわないけど、なんでや
ろ?」(A社)
「営業中に失踪して帰ってこなかった同期もいて、1週間、消息がつかめず、そ
のまま辞めました」(B社)

この2社が、「大差ない」はずはありません。自分に合った会社を選ばないと、
たいへんなことになってしまいます。

本書は第一線で活躍する社員への3年間・200人・500時間超の徹底取材に
基づき、「会社の選び方」を解説。若手ビジネスマンや就職を控えた学生のみな
さんには、本書を読んで会社の"ウソ"を見抜き、幸せなキャリアを歩んでいただ
ければと思います。

上記2人のセリフのような「社員の生の声」も、企業の実名とともに満載。
「3年で3割辞める」時代の必読書です。

カバーの折り返し
やりたいことができないのはあたりまえのことなのか、休みがほと
んどゼロなのはどれくらい異常なのか、給料は他社と比べて高いのか・安いの
か、実力主義でない人事制度にみんな満足しているのか......。客観的に会社の
位置づけを分析できたなら、余計な不安に陥ることなく、もっと合理的なキャリ
ア判断ができたのではないか----

八百長や、人の善意など明確にならない、社会通念上「なんとなく」思っていることを明確に対費用効果視点、数値で示してくれるのが痛快です。

「こんな現象まで裏づけ取れるの?」とあらゆる角度からデータを集めて分析するアプローチ姿勢がとても新鮮です。



見えないものを数値化しなきゃいけないときのアイデアに、

クライアントへの言い訳、説得テクニックを磨くためにも是非。
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ファシリテーション・グラフィック―議論を「見える化」する技法
堀 公俊 /加藤 彰
日本経済新聞社 刊
発売日 2006-09



「議論を描く」ファシグラで会議を変えよう! 2007-03-01
議論を描くということに関して、これほどまでに丁寧で分かり易い上に

内容ギッシリの本が他にあるだろうか?と思うぐらい素晴らしい本です。



ファシリテーション・グラフィックというのは、

ホワイトボードや模造紙等に、文字や図形を使って分かり易く表現し、「議論を描く」ことを言います。



グラフィックというと、何か難しいものを想像される方が少なくないと思いますが、

決してそんなことは無く、アンダーラインや枠囲みなど、

書くことに慣れていない人でも、すぐさま使えるテクニックが沢山あります。



でも、この本で一番優れているのはテクニックの部分では無いのです。

テクニックも満載なのですが、一番優れているのは



「私も描いてみたい」



と思わせる手書きのサンプル(図)が沢山あることです。



一番大切な「やってみたい」を感じることが出来る本なんです!



まずは綺麗に描けなくても良いのです。



本書で述べられているように、

『「上手下手」よりも「描くか描かないか」の方がはるかに重要』なのです。



ですので、この本を読んで「上手く描けるか分からないけど、まず描いてみよう」

と思ってもらえる方が沢山出てきてくれると私も嬉しいです。



私も会社で実践していきます。一緒に頑張りましょう!

とても読みやすく、かつ面白い。ジャーナリストとしての著者の実力を誇示するかのような好著である。グローバリゼーションに関心のある方のみならず、広く現代世界・社会に興味のある方はぜひ読んでみるといいだろう。
臆病者のための株入門
橘 玲
文藝春秋 刊
発売日 2006-04



面白い投資本です 2007-03-08
「株はギャンブルである」からはじまる

この思考はまぁ50%くらいは正しいし50%は本当にそうかな?とも思えるが

その受け入れる50%にすごく共感できるし個人的にこの一冊は好きですね。

ちなみに著者の橘玲(あきら)さんは作家であり現在は投資を行っていません。

普通、この手の「実際に投資をしない物書き」に共感し辛く思いがちですが

著者は投機や投資をやり尽くしたうえでの「引退」である。

本人は最後に「私のささやかな体験がなにかの役に立つならば」と投資における完全なるひとつの答えを提示している。

しかし著者は本にも紹介されている投資の結論「合理的な投資法」を実践したことがない。

まるでパロディーのようだがこれも投資界におけるパラドックスなのだ。

著者は米国のダイレクトマーケティングの世界で大きな成功を収めた人物だ。カタログ販売やテレビのショッピング番組で売り上げを左右するのは言葉の力だと言う。たった1つの表現、説明の順序、力点の置き方を工夫するだけでセールスの成績は劇的に上がると言い、そのノウハウを30のポイントに絞って明かす。また、通信販売のみならず、人的販売の現場でも応用できるように解説を加えていく。
手ごわい顧客の心を動かし、ついには購買を決めさせてしまう「心理的トリガー(引き金)」の存在を見極めろと指南する。“引き金”の1つが「一貫性の原理」だ。ある商品本体と付属品を売りたい場合、まずはシンプルに本体のみの購入を促せという。セットの価格には二の足を踏んでいた顧客も、本体を買うと決断した瞬間から一貫した購買行動を取ろうとする心理が働く。結果として「ついで買い」には寛容になると解説。また、商品に欠点がある場合は、最後に明かすのではなく、真っ先に伝えてしまうと案外納得してもらえると言う。


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