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消費社会の神話と構造 普及版
ジャン ボードリヤール
紀伊國屋書店 刊
発売日 1995-02


内容(「BOOK」データベースより)
本書は、フランス現代思想を代表するボードリヤールの代表作で、現代消費社会を鋭く分析した本として高い評価のある本である。家庭電化製品や衣料、車といった各種の商品は、その使用価値だけで用いられるのではなく、社会的権威や幸福感といった他人との差異を示す「記号」として現われる。ここに消費社会の秘密を解く鍵があるという。さらにこうしたモノ=記号を生産されたモノに限定することなく、社会の森羅万象―ファッションから広告、教養や健康への強迫観念、暴力まで―にあてはめて考察することで、現代社会の様々な神話と構造をえぐり出すことに成功している。評判の高かった同書名訳書の〈普及版〉。

内容(「MARC」データベースより)
現代社会は大量な物と情報が氾濫している。消費社会と名づけられるこの社会をどう捉えるか。フランス現代思想を代表するボードリヤールの代表作で、現代消費社会を鋭く分析した本。〈ソフトカバー〉*


追悼…… 2007-03-15
いわゆるバブル時の広告代理店のへ理屈に引用されて、正当な評価を得られずに消費された一冊です。今、読んでみてください。“おいしい生活”の会社は問題だらけでしたね。踊った消費者もよくなかったのでは?

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中国で「売れる会社」は世界で売れる!―日本企業はなぜ中国で勝てないのか
徐 向東
徳間書店 刊
発売日 2006-08



著書で一番いいと思ったところはフレッシュな中国を教えてくれたところだった。最近の消費動向や消費者の変化などを具体的な事例をわかりやすく取り上げているところがとても勉強になった。著書を読んで、自分が中国出身なのに、まだ中国についてわからないことが多いと思うくらい、最近の中国が紹介されている。

 日本で中国向けに起業しようとしている我々に暖かいアドバイスを与えてくれるような感じがした。中国の成長とともに、日本の経済回復もやりましょうよという気持ちが伝わってくる。著書を通して、今の中国は『生産の拠点』であるだけではなく、『巨大消費市場の登場』であることを認識した。このままビジネスチャンスを逃してはいけないと強く感じられた。

 実際、中国向けのビジネスをしている方にもぜひおすすめ!!世代による消費動向がわかるようにデータなども使っているので、中国の経営戦略を考えている方にぜひおすすめしたいよい教材である。

著書の中での、『地域における気質の違い』が特に、参考になりました。
上海に留学にし、上海だけにいると、上海を中国そのものと誤解してしまいがちな僕にとって、北京人の気質や広州人の気質は、今の中国を知るために新しい刺激となりました。
 また、著書は様々な視点から、現状の中国を紹介しているので、ビジネスに直接関係なくても、中国人を理解するのに役立つ一冊です。留学生や、中国に興味がある人に是非読んでもらいたいです。

 この本を読んでから、中国各地を旅行したら、観光地以外の本当の意味で『躍動する中国』がきっと、実感できるはす!!

中国関係の仕事をしている人だけでなく、少しでも中国を知りたい人にも十分たのしめる本だが、内容も濃いと思った。出てくる事例が新鮮で具体的で、またその論点もわかりやすく、とても納得がいった。夫婦共働きが基本、集金もネックになる、といったすごくベーシックなことだが日本にいると忘れがちなことから、中国のエネルギッシュなサクセスストーリー、日本企業が陥ってしまった出来事の解説まで、幅広く書かれているが、1つ1つのエピソードが中国の今を感じさせてくれている。中国を実感しながら理論武装するにはとてもいい本だと思った。ぜひおすすめ!
統計数字を疑う なぜ実感とズレるのか?
門倉 貴史
光文社 刊
発売日 2006-10-17



とてもためになる本 2007-02-25


 本書は、統計や経済の分析において正しい見方をするための視点を、数多く提供している。



(1)通説を疑う視点

 たとえば、「割れ窓理論による対策によって犯罪が減少した」「検挙率が低下しているのは日本の治安が低下している証拠」「日本のデフレは中国からの安価な製品輸入が原因」などの通説が正しいかを検証している。また、最近、はやりの経済波及効果がどの程度の有効性をもっているかをしっかりと解説している。

 通説を鵜呑みにしてはいけないことに改めて気付かされるとともに、その検証手法がとても参考になる。



(2)統計の解説が簡潔・ていねい

 GDP、消費者物価、DI・CIなど経済分析によく使う統計について、データをみる際に注意すべき点が、豊富な実例をまじえて書かれている。「消費者物価指数は上振れする傾向がある」「毎月勤労統計はサンプル入替時のぶれに気をつける必要がある」のように統計のクセが指摘されており、経済分析の際の参考になる。また、説明にあたって、各統計の作成方法を簡潔にわかりやすく説明している。



(3)分析手法をかいまみることができる

 平均値のようによくとりあげられるテーマも記述されているが、その他にも、因果性テストやダミー変数を使ったテスト、調査対象の違う類似統計との比較などの分析手法を、かいまみることができる。もちろん、個々の分析手法の詳細が記述されているわけではなく、読者が実際に分析手法を会得するためには他の専門書をみる必要があるが、「どんなときにどの手法を使うか」というアウトラインは知ることができる。



 以上のとおり、本書はさまざまな観点から有益で興味深い本。経済分析や統計分析をする人にとっては一読の価値があると思う。



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