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ヘッジホッグ―アブない金融錬金術師たち
バートン・ビッグス
日本経済新聞社出版局 刊
発売日 2007-01



株式投資家向けの娯楽作品です
著者の名前に惹かれて手に取った人、つまり株式投資による蓄財を真剣に考えているような人や、この業界に席を置いたことがあったり興味を持っている人なら気軽に読めて楽しめる娯楽作品です。著者の深い経験や幅広い人脈がバックグラウンドにあって思い浮かんだことを書き綴ったという感じで、その中から投資に役立つことをどれだけ見つけ出せるかはあなた次第という本です(私の場合、うまくいかない時ほど頻繁に売買するようになるというコメントにギクッとしました)。訳文は非常に読みやすいのですが、著者の語り口がロマンチックな30代独身女性風で、本当にこんな感じの喋り方なのか(というより、こんなたら〜とした感じで、ウォール街をサバイバルできるのか)気になりました。また、機関投資家向けセールスマンがハードボイルドに出てくるならず者風の話し方をしていたり(しかもビッグスのような偉いさんに対して)、中途半端な訳注と合わせて、訳書として、どんな読者層を対象にしているのか、違和感と共に疑問を感じました。

 筆者のBiggsはMorgan Stanleyで30年以上を過ごし、そのリサーチ部門を立ち上げた人物で今世紀になってからは自身のヘッジファンドTraxis Partnerを設立している業界の生き字引のような人物である。
その彼が本書ではヘッジファンドの歴史やそれに関わってきた人々(Hedgehog ハリネズミの意。ここではHedge+Hog 貪欲な人を掛けていると思われる)、その投資手法、パーフォマンスを中心に語っている。まず驚かされるのは彼を含めてヘッジファンドのパーフォマンスのボラティリティー(予想変動率)が極めて高いことだ。ポジションにレバレッジ(てこ)を効かせていることもあるが-30%というのは当たり前で-50%ということもある。その状態が一年ならず2〜3年続くこともある。この局面でどのような対応をするか、またその日々のストレスに耐えられるかが良いHedge Hogsになれるかどうかと彼は言う。また最後の方では「明日の新聞を読む投資マネージャー」の話や「雇用、利子、通貨の一般理論」で有名なケアンズの伝記にも触れられていて興味深かった。
 今日、ファンドが注目されていたり、また個人投資家による株式投資も盛んになっているが、是非とも投資に関わる人達には目を通すことをお勧めする良本である。

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