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会計を使って経済ニュースの謎を解く~決算書の読み方が変わる7つのエピソード
望月 実
日本実業出版社 刊
発売日 2007-03-15



出版社/著者からの内容紹介
こんにちは。
公認会計士の望月実です。
会計士という仕事をしているといろいろな質問を受けます。
例えば、

・なぜ甲子園球場の土地は時価155億円なのに、
 決算書には800万円でのっているの?

・日産がV字回復したときには、売上は1,100億円しか増えていないのに、
 なぜ利益が1兆円も増えたの?

・ライブドアの粉飾ってよく分からない。投資事業組合って何?

・国際会計基準って何なの? 日本の会計はどうなるの?

・何でバブルの頃よりも企業の業績は良いのに、景気は悪いの?

みなさまも会計を知っていれば、
経済のニュースがもっとよく分かるのになあ
と感じたことがあるのではないでしょうか。

そのために会計や決算書の入門書を読んで勉強を始めても、
なかなか経済のニュースの謎は解けないですよね。
だから、私のもとに質問が集まるのだと思います。

確かに会計は難しいです。
難しいというよりは、会計の楽しさが分かるまでに時間がかかる
と言った方が正しいかも知れません。
私自身会計士になるために専門学校に通い、
相当のエネルギーを使って会計を勉強してきました。

でも、今振り返ると会計を勉強して良かったと思っています。
なぜなら、会計をマスターすると、
今まで見えなかった世界が見えてくるからです。

世の中で起こっているいろいろな出来事を、
会計というフィルターを通すとすっきりと見えてきます。

言いかえると「数字」が何を語っているか、
数字の裏側の真実(リアル)が見えてくるのです。

とはいえ、いくら会計が役に立つからといっても、
私のように時間をかけて勉強するのは、なかなか難しいですよね。

多くの方が会計を知りたいと思う理由は、
会計そのものを知りたいのではなく、
世の中で起こっている出来事の意味を知りたいからだと思います。
そこで、本書では
会計をマスターすると経済のニュースがどのように見えるか
という視点から書いてみました。

この本を書こうと思ったきっかけは、
ラジオNIKKEIに出演したときにアナウンサーの小原隆子さんから
「会計をマスターすると経済のニュースが分かるようになると思うのですが、
 会計は難しいっていうイメージがあるんですよね。
 そういえば、望月さんはラジオの中で
 難しい言葉を使わずに会計を説明していましたよね。
 そうだ! 経済のニュースと会計が一度に分かる本を書いて下さい。
 望月さんならきっと書けるはずです。ぜひ、お願いします!」
と言っていただいたからです。

その時に書けるかは分かりませんでしたが、せっかく本を書くのであれば
読者の方のお役に立てるようなものを書きたいと思っています。

そこで家に帰って企画書を作成し、編集者に意見を聞いたところ、
「確かに面白そうですね。
 ただ、その内容を簡単に書くということはとても難しいですよ。
 望月さんの頑張り次第ですね。」
という返事がきました。

その後数ヶ月にわたり、編集者との間で次のようなやりとりがありました。
原稿を読んでもらうと、
「望月さん、この説明は普通ですよね。どっかで見たことがあります。
 望月さんの中で十分にこなれてないようですね。
 申し訳ありませんが、もう一度書き直して下さい。」
 という言葉が返ってきます。
その後編集者とディスカッションを重ねて、何度も何度も書き直していくと、
確かに分かりやすい文章になっていきます。

そして、完成した原稿を送ると次のようなメールが帰ってきました。
「甲子園ネタで貸借対照表を説明し、
 日産ネタで損益計算書を説明するという流れは、
 とても自然でわかりやすくなっています。
 また、甲子園の土地評価が上がれば、
 楽天のエピソードで"のれん"の評価についても言及できる、
 複数のエピソードがリンクしながら会計の本質に近づいていくというのは、
 ミステリー小説みたいで、すごく面白いですね。」
この言葉を聞いて、数ヶ月間の苦労が報われました。
そして、最後にこのような一言が添えられていました。
「うまく言えませんが、原稿を読んだ後に爽やかな印象が残りました。
 わかりやすい文体や、望月さんがこの本で伝えたいメッセージなどが
 相俟ってのことと思います。」

さて、この本の製作エピソードはこのあたりでおしまいにして、
次は数字に強い人の秘密をお話しします。

数字に強い人は何を考えているのか

カバーの折り返し
カバーの折り返し
謎の中に「本質」がある。

世の中は情報化社会になりましたが、情報が増えるほど本質が見えにくくなりま
す。会計をマスターすると今まで見えなかった、数字の裏にある「本質」が見え
るようになります。細かい数字や知識を使わずに説明してありますので、今まで
に会計や決算書の本を読んでも面白いと感じなかった方におすすめです。

会計が全くわからない人間でも読めてしまう本です。シンプルなストーリーと同じ事を何度も教えてくれるため、数字嫌いの人でも入っていけるのではないでしょうか?著者がすすめていますが、やはり全体がわからないと理解できない事象があるので、一度全体を通して読み、それからわからなかった箇所に戻る、という読み方は必要だと思います。
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