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ブッシュのホワイトハウス(上)
ボブ・ウッドワード 日本経済新聞出版社 刊 発売日 2007-03-07 出版社 / 著者からの内容紹介 『ブッシュの戦争』『攻撃計画』に続く、ブッシュ政権3部作登場。全米ベストセラー第1位! 100万部突破! 1997年秋、ブッシュの大統領選出馬前から始まる本作は、そこからイラク戦争を経て今日にいたるまでの政権内部の確執を赤裸々に描くものである。 テキサス州知事に当選したブッシュには、すでに大統領選挙出馬の野心があった。父ブッシュ・シニアは、駐米サウジアラビア大使バンダルに息子への支援を要請する。 大統領に当選したブッシュは、パウエル国務長官、カード首席補佐官ら、ブッシュ・シニア政権でサダム・フセインと戦った面々を主要スタッフに据える。政権には当初からイラク戦争への暗流があった。9・11によってまずアフガニスタン戦を行なうが、ひそかにイラク戦争計画も立案されていた……。 ・ラムズフェルド国防長官の異常な暴君ぶり ・大統領夫人も暗躍した「クーデター」まがいの人事抗争 ・ライスは9・11を知っていた ・知られざるキッシンジャーの暗躍 ・大統領就任前から続くサウジアラビアとの黒いつながり ……ほか、ブッシュ政権がひた隠す恐るべき「真実」を圧倒的取材力で明かす! いまや完全に泥沼にはまったイラク戦争は、いかにして始められたのか。なぜブッシュ政権は、イラクの実態を語らず、真実を認めようとしないのか――本作に対し、ホワイトハウスは「うわさ話だらけだ」と強く反論している。 米マスコミが中間選挙における与党・共和党への大打撃になると報じ、共和党の敗北とラムズフェルド更迭劇の引き金を引いた話題の書、待望の邦訳! 著者について 著者ボブ・ウッドワードは、米国を代表する著名ジャーナリスト、ワシントン・ポスト紙編集局次長。同紙の社会部若手記者時代に、同僚のカール・バーンスタイン記者とともにウォーターゲート事件をスクープし、ニクソン大統領退陣のきっかけを作ったことで知られる。このときの二人の活動から「調査報道」というスタイルが確立され、また同紙は1973年のピュリツァー賞を受賞した。著書に『大統領の陰謀』(バーンスタインとの共著)のほか、『ディープ・スロート』『ブッシュの戦争』『攻撃計画』などがある。 この本で描かれているラムズフェルドはまるでダース・ベイダーのよう ブッシュ政権に関するウッドワードの本は『ブッシュの戦争』『攻撃計画』に続く3冊目。原著のタイトルも"State of Denial: Bush at War, Part III"。著者が言いたいことは、占領政策で1)脱バース党化を広範囲に実行しすぎたため、官僚たちすべて反米になってしまったこと2)イラク軍を買収するのではなく解体してしまったことで治安維持に使える手駒がなくなってしまったこと3)イラクの有力者会議を無視して指導層を取り込めなかったことーという3つのあやまちで泥沼化してしまった、ということか。前作ではブッシュ・ジュニアのリーダーシップに対するさりげない賛辞も見受けらたが、イラク占領が泥沼化した現在、米軍という武器を扱うには、あまりにも慎重さと経験に欠けた人物という感じで描いている。同じく、前作でさんざん描かれていたラムズフェルド国防長官とパウエル国務長官の確執はいよいよ深刻さを増し、二人が大統領を挟んでブリーフィングを行なう場合でも互いに口はきかず、ブッシュが議論の上での結論を得るということができなくなっていたという。 ウッドワードは湾岸戦争についても『司令官たち』を書いているが、大量破壊兵器がないと思ってシニアはイラクに攻め入って、実はフセインが粗製の核爆弾で実験する寸前だったと知ってチェイニー国防長官がすさまじい衝撃を受けたと書いています(p.327)。今回、大量破壊兵器はあると思ってジュニアは攻め入り、それを探したのですが見つからなかったというのは、マルクスではありませんが「歴史は二度繰り返す、最初は悲劇として、二度目は喜劇として」とつぶやきたくなりますね。 PR
これから何が起こるのか
田坂 広志 PHP研究所 刊 発売日 2006-11-23 これからどうなるのか?一緒に考えてみよう。 2007-03-14 これからの社会では誰でも容易に知識を入手できる。 しかし、知識はすぐに陳腐化する。 そこで価値を持つのは経験や人からしか学ぶことのできない知恵である。 これからの会社は流出した人材がネットワークを構成できるような仕組みが必要である。 企業が顧客に深い共感の場を生み出せれば、豊かな知識の生態系が生まれる可能性がある。 そうだとして、どうするか? これからの社会について、どうなるのか、どうするのか。 考えたい人は読んでみたらよい。
世界一わかりやすいプロジェクト・マネジメント
サニー ベーカー /G.マイケル キャンベル /キム ベーカー 総合法令出版 刊 発売日 2005-04 内容(「MARC」データベースより) 優秀なプロジェクト・マネジャーとしてチームをまとめていくアイデアを実践的に提供する。あらゆる事態を乗り越えてプロジェクトを成功させる具体的ノウハウやツールが満載。 出版社からのコメント プロジェクト・マネジメントの国際大会で 専門家が一致して選んだ本格的入門書。 プロジェクトを成功させるノウハウを わかりやすく実践的に解説。 また、プロジェクト・マネジャーのあり方も、 懇切丁寧に書かれている。 入門者のみならず、既にプロジェクトに かかわってきた人にも一読の価値があるスタンダードな一冊。 著者について サニー・ベーカー アリゾナ州立大学で博士号を取得。 マイクロソフト、インテル、ナショナル・セミコンダクターなどで 多くのプロジェクトを経験。 フェニックス大学などのビジネス・スクールで教えた後、 現在はレッズランズ大学で教鞭をとる。 キム・ベーカー サン・ノゼ州立大学大学院修了。インテル、ヴィアソフトなどで クリエイティブ・ディレクターを歴任。 広告キャンペーン、ビジネス・ショー、 営業開発プロジェクトなどに参画。 G・マイケル・キャンベル ジョン・キャロル大学大学院修了。PMP。 Institute of Change Leadership や Holland & Davice などで 組織のパフォーマンス向上プログラムの指導にあたっている。 どう考えるのでなく、どう解決するか 2006-10-15 プロジェクトマネジメント関連の本には、どうやって計画するか、どう考えるかというものが多いが、本書はどう解決していくかを理解できる本である。プロジェクトは生き物であり、そもそもの計画がそのとおりになることはない、問題が起きたときに実際に対応するのはプロジェクトリーダーでなくチームであり、関連する人たちの感情をも考慮にいれプロジェクトを成功裏に導く方法を総合的に理解することができる 読み手によって評価がわかれるのでは 書かれている事について「そんなの当たり前だ」と思うのか、真に実践するために心底その理念に共感し理解できるのか、受け手によって本の評価はわかれるだろう。 |
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