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カール・マルクス
吉本 隆明 光文社 刊 発売日 2006-03-14 内容(「BOOK」データベースより) かつて混迷の政治の季節、虚飾にまみれたマルクスを救出するべく、その人物と思想の核心を根柢から浮き彫りにした吉本隆明。その営為は、敗戦体験を出発点に掘り下げられた思考の行程のひとつの達成を意味した。そして今、迷走する21世紀の“現在”、日本史上最大の思想家の手になる世界史上最大の思想家の実像が、再び立ち上がる。待望の文庫化。 思想とはその世界の規模そのものである 本当にマルクスが『幾世紀を通じて世界最大の思想家だと、誰もが認めざるを得ない』(2006/2/15付吉本序文於エンゲルスからの引用)そして、『けち臭い党派や党派性などで引き裂かれるような凡庸な政治運動家や思想家ではない』(同吉本文)ならば、わたしたちはマルクスを読まなければならない。 そして、中沢新一解説『マルクスの三位一体』にあるように、メルロ‐ポンティやサルトル、はたまたアルチュセールや広松渉ではなく、吉本隆明こそが、世界でマルクスを最も深く読んだ、ということならば、そして、『あとにもさきにも、日本にもヨーロッパにも、これほどに深いマルクス論に、私は出会ったことがない』(中沢)というならば、わたしたちは吉本のマルクス論にそくして本当かどうか自分の読みとつきあわせてみなければならない。 この四十年以上前のマルクス論に、わたしたちは対決しなければならない。 数学的なモデルを使わずに、経済学の本質的な内容が本当に分かり易い文章で説明されています。需要、供給、規模の経済、弾力性といった経済学に必須の概念が素直に理解できるような印象を覚えます。 経済学の分析対象の範囲だけではなく、経済学のモノの考え方の基本が1冊に納められており、悩める受験生が進路を決める際の参考になることと思います。 PR
組織の経済学
ジョン・ロバーツ /奥野 正寛 /伊藤 秀史 /今井 晴雄 /八木 甫 NTT出版 刊 発売日 1997-11 本書は、当代一流の経済学者が書いた組織論のテキストブックである。テキストブックと言っても、日本によくある並みの教科書ではない。先端の理論を豊富に盛り込み、記述の密度が高い良書だ。 本書の論述は厳密だ。アカデミックな研究の第一線に触れる内容が含まれている。だから気楽に読み進めるというには、ちょっと重たい内容だ。本自体が700ページにおよぶ大著でもある。しかし経営実務に携わっている人たちや学生が、この際少しまとまった時間をかけて「挑戦」してみようというのなら、おすすめしたい本だ。理論的論述が充実しているだけではなく、興味をそそるエピソードや事例も随所に盛り込まれていて、読者に対する配慮を忘れていない。 経済学者は伝統的に市場における取引に注意を集中してきた。しかし今では多くの経済活動が市場取引ではなく、企業という組織の内部で行われている。その組織内部の現象にスポットを当てて、基本的には経済学的視点に立ち経済学的分析ツールを駆使して議論を体系化している。 強いて言えば、本書で取り上げられているトピックの多くは、やや古い。日本で経営学とよばれるビジネス・リサーチの世界では、すでに主要トピックではなくなったものが、本書のトピックの多くを占めている。経営学では新製品開発、事業創造、ビジネスモデルの競争、経営イノベーションが主要テーマであって、議論の対象がきわめてダイナミックだ。たとえばゲーム理論の応用を考える場合も、本書で議論されている組織内部の現象より、むしろ競争戦略やビジネスモデルとの関連が議論されたら、はるかにおもしろかっただろう。 とはいえ組織論の教科書として、これは第一級の本である。こういう高水準の教科書が出版され、そしてアメリカで売れていることは、かの国の高等教育がきわめて質の高いものであることを示唆している。(榊原清則) 7部構成だが、どこから読んでも凄い本である この分厚い本を読もうとすると覚悟が要ったが、読み始めると面白さにはまって仕舞う本である。組織論を学ばれる諸氏は当然「必読リストの上位」にランクされているであろう。 私は「情報の非対称性」を論じた部分を拾い読みした時に、この本を知った。「少し高額であるが、思い切って購入しても損はない」と思った。今では、この本の面白さを少しでも多くの人に知ってもらいたいと思っている。
ヘッジホッグ―アブない金融錬金術師たち
バートン・ビッグス 日本経済新聞社出版局 刊 発売日 2007-01 株式投資家向けの娯楽作品です 著者の名前に惹かれて手に取った人、つまり株式投資による蓄財を真剣に考えているような人や、この業界に席を置いたことがあったり興味を持っている人なら気軽に読めて楽しめる娯楽作品です。著者の深い経験や幅広い人脈がバックグラウンドにあって思い浮かんだことを書き綴ったという感じで、その中から投資に役立つことをどれだけ見つけ出せるかはあなた次第という本です(私の場合、うまくいかない時ほど頻繁に売買するようになるというコメントにギクッとしました)。訳文は非常に読みやすいのですが、著者の語り口がロマンチックな30代独身女性風で、本当にこんな感じの喋り方なのか(というより、こんなたら〜とした感じで、ウォール街をサバイバルできるのか)気になりました。また、機関投資家向けセールスマンがハードボイルドに出てくるならず者風の話し方をしていたり(しかもビッグスのような偉いさんに対して)、中途半端な訳注と合わせて、訳書として、どんな読者層を対象にしているのか、違和感と共に疑問を感じました。 筆者のBiggsはMorgan Stanleyで30年以上を過ごし、そのリサーチ部門を立ち上げた人物で今世紀になってからは自身のヘッジファンドTraxis Partnerを設立している業界の生き字引のような人物である。 その彼が本書ではヘッジファンドの歴史やそれに関わってきた人々(Hedgehog ハリネズミの意。ここではHedge+Hog 貪欲な人を掛けていると思われる)、その投資手法、パーフォマンスを中心に語っている。まず驚かされるのは彼を含めてヘッジファンドのパーフォマンスのボラティリティー(予想変動率)が極めて高いことだ。ポジションにレバレッジ(てこ)を効かせていることもあるが-30%というのは当たり前で-50%ということもある。その状態が一年ならず2〜3年続くこともある。この局面でどのような対応をするか、またその日々のストレスに耐えられるかが良いHedge Hogsになれるかどうかと彼は言う。また最後の方では「明日の新聞を読む投資マネージャー」の話や「雇用、利子、通貨の一般理論」で有名なケアンズの伝記にも触れられていて興味深かった。 今日、ファンドが注目されていたり、また個人投資家による株式投資も盛んになっているが、是非とも投資に関わる人達には目を通すことをお勧めする良本である。 |
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