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外資系トップの仕事力―経営プロフェッショナルはいかに自分を磨いたか

ダイヤモンド社 刊
発売日 2006-09-08



外資に興味のない方にもぜひ 2007-01-31
タイトルは外資系企業に働く、または働くことを目指す人向けのようですが、内容はこれから社会に出ようという人から日本企業・外資系企業の別を問わずトップにいる人まで、自らの成長を願うあらゆるビジネスパーソン(だけでなくてもよいのですが、企業社会での経験がないとさまざまなシーンがピンときにくいかも)に参考になると思います。



登場する12人はみな外資系で働くことだったり、そのトップになることが目的だったりしたわけではなく、結果としてそうなっていること、また彼らへのインタビューを通じ、彼らが働いた会社それぞれの風土が人をどのように処遇するのかがその後のキャリアに影響していること、など気負いのない言葉で語られており、共感が持てます。



ふと立ち止まって今と将来の自分を見直したい、そんな方に読んでみてもらいたい一冊です。

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試験対応 らくらくマクロ経済学入門
茂木 喜久雄
週刊住宅新聞社 刊
発売日 2005-09



親切!!わかりやすかったです。 2006-03-12
経済は苦手でしたが、とても丁寧に書かれており、表などのヴィジュアルも手伝って「経済学」の基本がきちんと理解できました。基本ができると次の段階に入る時も苦労しなくて済みます。入門、基礎固め、確認に最適と感じました。作り手の意図が伝わり、おすすめの一冊です。

友人が絶賛していたので購入しましたが、言っていた通りで、大満足です。

「らくらくミクロ経済学」と合わせて勉強しましたが、この2冊で自信がつきました。

統計数字を疑う なぜ実感とズレるのか?
門倉 貴史
光文社 刊
発売日 2006-10-17



とてもためになる本 2007-02-25


 本書は、統計や経済の分析において正しい見方をするための視点を、数多く提供している。



(1)通説を疑う視点

 たとえば、「割れ窓理論による対策によって犯罪が減少した」「検挙率が低下しているのは日本の治安が低下している証拠」「日本のデフレは中国からの安価な製品輸入が原因」などの通説が正しいかを検証している。また、最近、はやりの経済波及効果がどの程度の有効性をもっているかをしっかりと解説している。

 通説を鵜呑みにしてはいけないことに改めて気付かされるとともに、その検証手法がとても参考になる。



(2)統計の解説が簡潔・ていねい

 GDP、消費者物価、DI・CIなど経済分析によく使う統計について、データをみる際に注意すべき点が、豊富な実例をまじえて書かれている。「消費者物価指数は上振れする傾向がある」「毎月勤労統計はサンプル入替時のぶれに気をつける必要がある」のように統計のクセが指摘されており、経済分析の際の参考になる。また、説明にあたって、各統計の作成方法を簡潔にわかりやすく説明している。



(3)分析手法をかいまみることができる

 平均値のようによくとりあげられるテーマも記述されているが、その他にも、因果性テストやダミー変数を使ったテスト、調査対象の違う類似統計との比較などの分析手法を、かいまみることができる。もちろん、個々の分析手法の詳細が記述されているわけではなく、読者が実際に分析手法を会得するためには他の専門書をみる必要があるが、「どんなときにどの手法を使うか」というアウトラインは知ることができる。



 以上のとおり、本書はさまざまな観点から有益で興味深い本。経済分析や統計分析をする人にとっては一読の価値があると思う。



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