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相場で負けたときに読む本〜実践編〜
山口祐介
パンローリング 刊
発売日 2007-02-14



出版社/著者からの内容紹介
例えば、喜怒哀楽。人間としてこの世に生を受けた以上、誰しも
が持っている感情です。自分に都合の良いことが起こればうれしい。不都合なこ
とが起これば腹立たしい。その場その場の状況に応じて自分の気持ちを表に出す
ことは、至極、普通のことと言えます。しかし、こと相場に関して言えば、"
感情"は邪魔以外の何者でもありません。どうしてなのか、その理由がわかりま
すか?
 例えば、過去の経験。それをもとに、私たちは"今"を生きています。過去の経
験は私たちの"参考書"とさえ言えます。しかし、こと相場に関して言えば、
参考になるはずの"過去の経験"がトレーダーの"お荷物"になってしまうこともあ
ります。どうしてなのか、その理由がわかりますか?

 感情や過去の経験以外にも、トレーダーの足を引っ張る要因は数多く存在しま
す。小さな損失を許容できない気持ち、勝率100%を目指してしま
う気持ち、懐疑心の欠如、有頂天、準備不足、統計的戦略の欠如、ルール破り、
オーバートレーディング......。数え上げれば切りがありません。それらの
要因を、私たちは"負けたとき"にはじめて痛感するのです。しかし、多くの場
合、痛感しただけでおしまい。ときが経つにつれ痛みを忘れ、いずれまた同じ過
ちを繰り返します。そして、抜け出すことのできない敗者という名の"アリ地獄"
へとはまっていくのです。

 あなたが本当に"勝者"であるならば、本書を読む必要はまったくありません。
しかし、負けているのであれば、ぜひ本書を手にしてみてください。あなたがな
ぜ負けているのか。思い当たることがきっと書かれているはずです。「そうだっ
たのか」とあなたが思ったこと、それがあなたにまつわる「悪しき習慣」です。
まずは、自分自身の悪しき習慣を知ってください。そして、悪しき習慣を知った
ら、次にそれを排除してください。たったこれだけのことで、あなたの成績は
見違えるほど良くなることでしょう。

著者からのコメント
本書を読んでほしい人
こつこつ勝つことはできるけど、ときに大きく負けてしまう人
相場の勝ち負けに一喜一憂してしまう人
すべてのトレードで勝ちたいと思っている人
負け続けたとき「次のトレードで絶対に勝たねば」と思っている人
どうしてもルールを破ってしまう人
損切りが難しいと思ってしまう人


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