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ビジネス・エコノミクス
伊藤 元重
日本経済新聞社 刊
発売日 2004-02-21


内容(「BOOK」データベースより)
トヨタ、松下、セブン‐イレブン…。ニュースでよく見る企業はどこでどう儲け、何を武器に競争に勝とうとしているのか。価格理論、ゲーム理論、情報の経済学、国際経済学など経済理論を駆使して企業の動きを見抜く!経済学でビジネスを読み解く、画期的テキスト誕生。


内容が重複している本 内容自体は面白くてためになります。

 同著者による『市場の法則(1998年)』と『市場主義(2000年)』は六割強同じ内容と記述です。また、『市場主義(2000年)』と『ビジネス・エコノミクス(2004年)』は8割強(9割?)同じ内容と記述です。どれか一冊ということであれば、『ビジネス・エコノミクス(2004年)』を薦めます。(しかし、これで各出版社は何も言わないんだろうか?)

豊富な今時の話題を、「リスク論」で分析していきます。



 理解が容易です(高校生でも中学生でも大丈夫←言い過ぎか?)。

 どこから読んでも大丈夫です。



 専門外の方にこそ(私もその一人)、

見て読んで欲しいです。

 何らかの満足感が得られます。
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金融工学―経済学入門シリーズ
木島 正明
日本経済新聞社 刊
発売日 2002-05


内容(「BOOK」データベースより)
金融工学の知識は、投資の意思決定、金融商品の開発などに役立つ。「ポートフォリオ理論」「ブラック・ショールズの公式」など、初めて学ぶ人でもわかるように、順序立てて平易に解説。高度な数学を使った説明を避け、簡単な数式と事例を用いてわかりやすくなるよう工夫した。豊富な例題、章末の練習問題を解きながら繰り返し勉強できる実践的入門書。


本当に見事な解説  数学の難解さを最小限に留めて、金融工学のエッセンスと醍醐味を伝授してくれる素晴らしい教科書。

 この価格でこの内容は信じられない程のパフォーマンスの良さです。



 理工系の人は読み物としても読めると思いますが、ファイナンスを学びたいとけれど数学は苦手という方は、教科書として扱うべきだと思います。そもそも、金融工学は、経済の「数理モデル」を基にした「工学的アプローチ」であるということから、ある程度の数学記述は避けられません。

 また、この教科書を出発点として、より高度な専門書を読んでいけば効率的に学習が進むでしょう。

スモール イズ ビューティフル―人間中心の経済学
E.F. シューマッハー
講談社 刊
発売日 1986-04



倫理の無い発展なんて・・・ より大きいもの、より高いもの、そんな価値観に支配されている現代人への警告。

この書が書かれた頃から、顕著になっていた、巨大信仰、成長神話。企業規模の拡大、開発と成長の経済、不経済なことはは悪いこととする世論。

より新しいものを、より大きな資本で用意し、より少ない労働力で、高利を得る。そこに、人間の顔は見えない。

身の丈の開発、身の丈の技術、それを選択する自由。労働は苦役ではなく、喜びである、そんな社会システムが作れれば・・・。

著者はここに、倫理、という言葉を持ってくる。キリスト教徒である著者は、本来なら、信仰、と表現したかったのかもしれない。

知恵、節制、勇気、正義。

「悪いことこそ役に立つ」といった、競争、自然淘汰、適者生存の、ケインズから来る思潮を憂い、倫理教育、形而上学の大切さを説く。



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