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あなたのTシャツはどこから来たのか?―誰も書かなかったグローバリゼーションの真実
ピエトラ リボリ 東洋経済新報社 刊 発売日 2006-12 自由貿易と雇用維持 面白い本でした。 Tシャツがどのように作られていくのか、アメリカテキサスの綿農家、中国の綿織物工場、そしてミトゥンバとして送られるアフリカタンザニア。 それぞれのところで働く人々を描きながら、その歴史、そして現在の課題を浮き彫りにしていく。 表面的な反グローバリズムを掲げるのではなく、自由貿易主義を課題はあるものの、肯定的にとらえる、その視点はとても好意的に感じられた。 自由主義アメリカの綿農業にこれほど分厚い保護主義政策があるとは思ってもみなかった。日本のコメ農業にも匹敵するような。 また、古着Tシャツがミトゥンバとしてアフリカで再利用されていく様、これもイメージしていなかった。 薄っぺらな自由貿易や保護主義という言葉を血の通った現実のものとして理解するとても、勉強になる本でした。 PR
行動経済学 経済は「感情」で動いている
友野 典男 光文社 刊 発売日 2006-05-17 経済は、生きた現実の人間の営みである、という当たり前の事実 一読、「経済」というより、「心理学」「行動学」の本という印象である。 経済学が前提とする、「完全に合理的で利己的な人間」――そんなものは実在しない。実在しない人間像を基準に、まさに人間の営みである経済を論じても仕方ない。では現実の人間は経済行為にあたって、どんな風に判断し行動するのか?それを認知心理学や人間行動学の研究を元の解き明かそうというのが『行動経済学』であるらしい。 「損失は、同額の利得よりも強く評価される」 「人は現在の状況からの移動(変化)を回避する傾向にある」 …など、本書に取上げられた“(経済学が想定する意味では)合理的でない”判断や行動の多くは、生活実感からすれば「当たり前」「常識的」な判断・行動である。 しかし、それを科学的な知見とするためには大変な労力が必要なのだなぁ…というのが読んでの率直な感想である。逆に言うと、人間の心の動きや、それに伴う行動についての科学的理解は、未だなかなか進んでいないということなのだろう。 そして、この“人間”と言うやっかいな生物の営みである“経済”の科学的理解もまた、未だ遠い道のりだと言う事がよくわかった。 非常に興味深い内容で勉強になりましたが、いかにも学者さんの文章といった印象で、読みやすいとはいえないので、その分、1つ減点した。しかし、新しい分野について語りおこすのは、どんな内容でも簡単なことではないのでしょうね。
図解雑学 ミクロ経済学
嶋村 紘輝 /横山 将義 ナツメ社 刊 発売日 2003-01 出版社 / 著者からの内容紹介 物の価格がどのように影響するのか、市場で出回る品物の量がどのように動くのかなど、 身の回りの経済のしくみが優しく理解できます。 内容(「BOOK」データベースより) 本書では、市場経済のしくみを説明することで、身近なものの価格や取引量が、どのように決まっているのかを説明していく。さらに、家計や企業は市場でどのように行動するのか、さまざまな市場はどのようなしくみになっているかなども説明して、身のまわりの経済のしくみをひも解いていく。 とてもよく要点を凝縮していると思う。 2007-02-05 ナツメ社の図解雑学シリーズはイイですね。 あくまでも「雑学」の視点で押さえているので、かえって覚えやす い。もちろん膨大な学の蓄積から要所を抜き出しているので、論の 飛躍が否めない所もあるが、ただしそれはこの本が「理解」を求め ているのではなく、雑学として「覚え」ることを目的としている (ミクロ経済学「入門」ではない)ので、問題にならない。チュー トリアルではなく、リファレンス的でどのページから読んでもよい。 太字で書かれたキーワードを足がかりに、更に知識を深めることも できそう。 学者が書いた本と言うより、教育者が書いた本といった感じですね。 |
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