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マニュファクチャリング・コンセント マスメディアの政治経済学 1
ノーム・チョムスキー /エドワード・S・ハーマン
トランスビュー 刊
発売日 2007-02-02



出版社/著者からの内容紹介
「合意の捏造」はいかにして行なわれたか--
マスメディアはそのシステムのために、事実を伝えることができない。私たちに
もたらされるニュースは、プロパガンダ・モデルの「5つのフィルター」を通過
したものだけだ。「合意の捏造」の形成過程を膨大な事例を比較検討して解き明
かす、現代メディア論の傑作。

著者について
[著者]
ノーム・チョムスキー(Noam Chomsky)
マサチューセッツ工科大学言語学教授。生成文法理論により20世紀の言語学に
「チョムスキー革命」をもたらす。心理学でも、当時優勢だったB・F・スキナー
の行動主義的なアプローチを批判し大きな影響を与えた。その一方、60年代のア
メリカによるヴェトナムへの軍事介入に反対し、ラディカルな政治批判やメディ
ア批判をくり広げる。著書は80冊を超え、邦訳書も30冊近い。その思想と活動を
あますところなく描いたカナダの長編ドキュメンタリー映画『チョムスキーとメ
ディア』(1992)は、世界的な大ヒットを記録した。
[著者]
エドワード・S・ハーマン(Edward S. Herman)
ペンシルヴァニア大学ウォートン校名誉教授。金融業界・企業システムの構
造や、企業としてのメディアの構造を研究する。60年代にヴェトナム反戦運動を
通じてチョムスキーと知り合う。最初の共著 Counter-Revolutionary Violence
: Bloodbaths in Fact & Propaganda(Warner Modular, 1973)は、親会社ワー
ナーによって抹殺されたが、1973年には共著 The Political Economy of Human
Rights をサウスエンド・プレスより出版。著書に、The Real Terror Network
(1982)など、アメリカの外交政策やメディアに関するものが多数あり、Zマガ
ジンにも定期的に寄稿している。

[訳者]
中野真紀子(なかの まきこ)
翻訳家。訳書にエドワード・サイードの『ペンと剣』(筑摩書房)、『遠い場所の
記憶』、『バレンボイム/サイード 音楽と社会』、『オスロからイラクへ 戦争
とプロパガンダ2000-2003』(以上みすず書房)、イスラエル・パレスチナ問題で
バイナショナリズムを論じたチョムスキーの『中東 虚構の和平』(講談社)な
どがある。佐藤真監督の映画『エドワード・サイード OUT OF PLACE』の字幕・
監修を担当、監督との共著で同じタイトルのコンパニオンブック(みすず書房)
も出版している。
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国富論〈1〉
アダム スミス
岩波書店 刊
発売日 2000-05


出版社/著者からの内容紹介
経済学の父スミスが1776年に刊行した本書こそ,理論・政策・歴史にわたる経済学最初の体系的叙述として,古典中の古典と称せられる不朽の名著である.いわゆる「見えざる手」による予定調和的自由放任政策を主張した本書は,その実質において近代市民社会の科学的分析であり,後のあらゆる諸学説はここに源を発する.新訳.(全4冊)

政治経済の難しさ 2006-06-25
政治経済学の先駆者Adam Smithが1776年アメリカ独立の年に記した「国富論」は現在でも古臭さを感じさせない。分業の経済効果、市場の機能、通貨の役割、ものの価値など経済の基本となる考え方を具体例を交えて安易に説明してくれます。需要と供給に影響を及ぼす様々な条件への洞察力と経済の非効率、無駄に対する正義感にも近い信念には温かい人間味を感じます。また、ここまで明確に指摘、非難されている経済の非効率、無駄が現代社会にも時に形を変え根強く残っていることを見るにつれて、政治経済の重要性と難しさを感じます。徒弟制度が如何に既得権益を守るために維持され人材の流動性を妨げ、結果として経済に悪影響を及ぼすか。不用意な銀行の貸付、破綻を避けるための偽善的追加融資が如何にバブルをつくり最終的には経済の負担となるか。大きな政府による公共事業が如何に不正の温床となり非経済的になり得るか。株式会社の経営者が如何に株主の資産である会社の経営を等閑にするリスクがあるか。これらの議題に関するSmithの議論は現在の政治経済問題の理解にも十分寄与します。福祉大国にならんとする日本においては、「富の蓄積」についての議論が警笛のように聞こえ気になります。資本投資となる「富」と富の再配分となる「歳入」が社会に与えるインセンティブの違いとSmithの観察するその結果。「富は節約により増やせるが、浪費と不正により失われる。」日本はこれから今まで以上に浪費と不正を防ぎ、節約を実践することができるのか。それを実現できる仕組みがあるのか。そのための議論がなされているのか。経済の専門書としてではなく一般大衆向けに書かれているため、英語は少し古いですが、経済学部出身者でなくても原文で読むこと可能です。迷訳の多い翻訳より分かり易いかもしれません。

なぜ、スーパーの「1万円の売上げ」は「80円の利益」にしかならないのか? 儲けの「しくみ」を原価の「カラクリ」でよむ経済学入門
洞口 勝人 /JBシリーズ
実業之日本社 刊
発売日 2006-11-17



切口が新鮮でおもしろい。 2007-02-24
身近な商品を題材にスポットを当て、

関連する会社毎に財務諸表から、

その商品から得られる利益を分析している。



例えば、伊藤園の「お〜いお茶」にスポットを当て

「お〜いお茶」を製造している伊藤園の利益

「お〜いお茶」を売っているセブンイレブンの利益

「お〜いお茶」を売っているスーパーの利益

をIR資料から分析している。





感想

どの企業も全体的に思ったより利益が少ない。

企業によって得られる利益率は大きく異なる。





身近な商品を利益という切口で説明する

これまでありそうでなかったという点において

本書は、一読の価値があると思います。



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