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ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則
ジェームズ・C. コリンズ /ジェリー・I. ポラス
日経BP出版センター 刊
発売日 1995-09


企業の使命として株主への利益還元がさけばれて久しい。しかし、ジョンソン・エンド・ジョンソンのように企業が奉仕する優先順位として1に顧客、2に社員、3に地域社会、最後にようやく株主という基本理念を掲げる企業がアメリカの経営者から尊敬を集めているのも事実だ。
本書は、アメリカの主要企業のCEOから採ったアンケートによって選び出された18社の歴史に対する6年間の調査から生み出されたレポート。企業を組織する人間が企業内に活力を生み出すのは、カネでは計れない動機づけにあるというシンプルな「真理」が、ライバル企業と比較された各社の資料、エピソードから浮き彫りにされる。著者の1人であるコリンズはコンサルティングも手がける大学教授であるためか、随所に抽象化された概念と企業が取るべき方策が図を合わせて示される。しかし、経営指南よりも、世界を代表する大企業の決断の歴史が斜め読みできる魅力の方が大きいだろう。(青木 明)

タイトルで損しているような インパクトのないタイトルでかなり損をしているような気がしますが、いい本です。ビジョナリーカンパニーとは、長期間にわたってぬきんでつづけているという、いわゆる超優良企業です。退屈で堅い企業研究本を読む覚悟で手に取りました。しかし、「所詮、学者の著作」という先入観は見事に裏切られました。ビジョナリーカンパニーに根付くハートの部分(基幹)、そして基幹を維持しつつ激しい変化を繰り返すというちょっと意外な行動特性の実証には驚かされました。案外、平凡でありながらやはり非凡(変)な会社がビジョナリーカンパニーなのだと。

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